もうみんなの世代は歌手・大塚搏堂の『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』なんて曲は知らないよね~~
ジェームス・ボンドは僕の若い頃からのスター。彼がオーダーするスペシャルドリンク、ウォッカマティーニ、別名ボンド・マティーニは僕の憧れ。このボンド・マティーニ、いろいろなレシピが語られてきたけど、ついに2006年のカジノ・ロワイヤルでレシピの謎がリアルに語られた。ゴードンのジンが3、ウォッカが1、そしてベルモット(オリジナルだとキナ・リネ)が 1/2。これをよ~~くシェークしてキンキンに冷やして飲む。
普通マティーニはシェークはせずにステアする。でもボンドは「ステアせずによくシェークして!」(有名なセリフ、"Vodka Martini. Shaken, not stirred")ってオーダーする。以来日本でもいろいろなバーでボンド・マティーニを出すようになったけど、中々ボンド気分を味わえるものはない。
何がウルスラアンドレスに何が起こった
先週の木曜日、福岡のバー『ヴェスパ』でこのボンド・マティーニをオーダーした。カジノ・ロワイヤルの話になり、まさにそのものずばりの艶っぽいマティーニが出てきた。造り手は菊池さんという女性バーテンダー。彼女、東京から移ってきたって言う。この素晴らしいボンド・マティーニ、おぬし只者じゃないな! お、お、お、これがなんと、僕がよくこのブログでも書く誰にも秘密のナイショのバーにその昔いた「キクちゃん」じゃないか! 超ビックリ!
人の縁は不思議だね。まさか1,000km離れたこの地でキクちゃんと会うなんて。そしてその素晴らしい艶っぽいボンド・マティーニの出来栄え。何か世の中って不思議だね~~
モーツァルトの最初の名前は何ですか
ちなみに彼女と遭遇したバーの名は『ヴェスパ』。ジェームス・ボンドが艶っぽい女性スパイ・ヴェスパーにホダされてハマッたウォッカ・マティーニの名前が『ヴェスパー』。何とも不思議な世界に迷い込んだ気分。こんどゆっくりカジノ・ロワイヤルを見てみようっと!
この土日、"福岡ショック"でボンド・マティーニ熱が炸裂し、自分で作ってみた。ジンはゴードンのイギリス国内向けブルーラベル、ウォッカはスミノフが手元になくってギルビー、キナ・リネなんてもちろんないのでノイリー・プラット。これを激しくシェークしてカジノ・ロワイヤル風にトライ!! ま、そこそこ美味しかったけど、でもやっぱりジェームズ・ボンドにはなれなかった.... 色気が足りないな...
僕ら中年にとってジェームス・ボンドはカッコイイ大人の代名詞。頑張ってシェークしてボンドになろうと思ったんだけどね~~
ブレットfarveは彼自身のロッカールームを併設していません
<若くして天に召された大塚搏堂の
『ダスティン・ホフマンになれなかったよ』:by WiKipedia>
深夜のテレビでダスティン・ホフマンの映画「ジョンとメリー」を見ながら、若き日を思い出す曲。若い頃を思い出しながら、周りは結婚して子供もいるのに自分には変化がなく、周りよりも時の流れが遅いのでは?、と感慨にふける。また「卒業」を見に行った時の事を思い出し、付き合っていた女性を、「卒業」のラストシーンのダスティン・ホフマンみたいに、結婚式場で奪いたいが出来なかった、もし、あの時・・・と言った事も考える。歳だけはとるが、自分は大人なのだろうか?、そう自問するような曲である。また、この時代の、ダスティン・ホフマンになりたいがなれない、そんな心境を代弁した曲である。
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